医療用マイナンバー☆ [医療・健康]
近畿薬剤師会学術大会では考えることがたくさんありました。
今後、レセプト是正が進むと
おかしなお薬の受け取り方は徐々にできなくなると思われます。
シップが1か月70枚を超えて出せないことはすでに始まっていますし、
シップやうがい液が保険診療から外れる可能性などなど、議論が出ています。
今は医療のIT化も目覚ましく、医療マイナンバー制度も着々と動き出しています。
個人ごとの医療・福祉・福祉の管理。
今の医療は情報が散らばりすぎていました。
歯科の先生が、患者さんが歯科の治療時に飲んでいたらダメな薬を服用していないかどうか
患者さんに聞くしかない現状。
色々な効果があるお薬を患者さんに渡すとき
何の病気かをまず尋ねないといけない薬局薬剤師の立場。
内科で緑内障を患っている人には出せないお薬を出すときに
眼科医との連携が取れない状態。
救急車で運ばれてきた患者さんが今飲んでいる薬や薬で副作用が出たことがあるかも
わからないまま救急治療しなければいけないお医者さん。
地震の時に今まで飲んでいたお薬を聞くと
白くて丸い錠剤で効果が一番弱い血圧の薬と言われて、
途方に暮れるDr。
アレルギーのでた薬の名前がわからない患者さん。
もし、医療マイナンバーがあって、必要な情報にその情報を必要としている医療人が
すぐに見れるデータベースがあったなら、
この国の医療はもっといろいろなことが良くなるんじゃないかなって思います。
問診票をわざわざどこでも書かないといけない。
それは医療を受けるうえで最低限の情報だけど、また書くの?という人は多い。
医療マイナンバーがあれば、そこにアクセスするだけで何も書かなくていい
とかになったら、便利と感じる人も多いんじゃないかなと^^
医薬分業は最近いろいろ議論されているけど
そもそも医薬分業とは
病院と薬局の機能をわけて
病棟と地域という違う場所で患者さんを見ていくためのもの。
なんでもかんでも病院でという体制は
風通しや第3社の目という点で非常に重要。
そのバランスが大切なんだと思います(/・ω・)/
お薬もメリットデメリットのバランス。
お薬を飲むことはデメリットはあるけど、それ以上にメリットがあるから
服用したほうがいいとDrはいうのです^^
例を挙げると
コレステロールの値が高い→ 動脈硬化→血管に詰まると脳梗塞、心筋梗塞→最悪死に至る
↓ ↑
お薬 → 飲まない→→→→→→↑
↓
飲む → 副作用 → 早期発見 → お薬の変更→①
↓
①効いた→動脈硬化回避→脳梗塞、心筋梗塞のリスク下がる→健康寿命が延びる
お薬よりも食事・運動でまず改善できることが一番ですが、
長年かけて積み重なって発症した病気ならば
食事や運動に気を付け始めても、
元の状態に戻るのに時間はかかるもの。
それを少しだけお薬にサポートしてもらうという
感覚でお薬を使っていくのが一番いいと思います(^O^)/
IT化もメリットの方が大きいので
今後進んでいくことは明白です。
それならばデメリットに固執するよりも
メリットに目を向けて、リスク管理に力を入れた方が建設的^^
医療用マイナンバーがこれからどう進んでいくか、
目が離せません(●´ω`●)