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エイベリス点眼の覚書 [薬]


エイベリス点眼液の覚書メモです(*´з`)ノ
絶対使っちゃダメな人
もし処方させていたら注意が必要!

・眼内レンズ入れ替えている人(主に白内障手術した人)
・タプロス点眼とタプコム点眼(どちらも緑内障治療薬)を使っている人
(眼内炎症が起こることがある。)

特徴
・世界初、日本初、新しい作用機序で働く薬
・PG(プロスタグランジン)関連薬である
・エイベリスの主成分はPGE2のEP2受容体に作用する
・平均2.99mmHg程度の眼圧を下げれる
(チモロール点眼との併用で平均8.36mmHg下がるという結果有)

※一般的にPG系点眼は眼房水産生や線維柱帯流出量に影響せず、
ぶどう膜強膜流出路からの房水量を増大させることで眼圧を低下させる
(エイベリスは線維柱帯流出路からの眼房水流出量も上げる)

※今までのPG系緑内障治療薬はPGF2αのFP受容体に作用する薬(ラタノプロスト、トラボプロスト、タフルプロスト、ビマトプロストなど)


・副作用頻度:40.1%(107例/267例中、104例が眼障害)
眼障害104例のうち、61例が結膜充血
※使っていて体に慣れるか要確認

※黄斑浮腫についてヒアリングすること(投与中止の判断が大事)


使用上の注意
※他の点眼薬との併用→エイベリスを先に点した場合は次の点眼薬を使うまで5分の間隔をあける

※ベンザルコニウム塩化物を使用しているため、コンタクトレンズを変色させることあり。
点眼前にレンズを外し、点眼後は15分以上の間隔をあけて再装着すること。

※2週間点眼で眼圧がぐっとさがる傾向

保存方法
※遮光
※1か月程度であれば室温保存可能
※開封前は2~8℃の冷蔵庫で保存(冷所保存)


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点眼液の基本
※開封後は1か月で廃棄推奨
※防腐剤が入っていない点眼は期限が1週間程度のものや、
 1回使いきりの目薬は開封後点眼して余った薬液は捨てるものもあるので注意。

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わからないことがあれば
医師、薬剤師に相談する☆


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